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ウルトラライトプレーン製作記


ウルトラライトプレーンの組立て作業



いざ組立を始めてみると、事前に想像していたのと違って、分からないことや判断に迷うところも多く、 それらと向き合っているうちに、どんどん日が過ぎて行きます。

そんな状態だったので、なかなか写真まで気が回らず、数が少ないのですが、組立て作業中の様子がうかがえる写真を、 いくつかご紹介します。


ウルトラライトプレーンの主翼の組立
右の主翼を組み始めたところです。
先にセールを広げておき、その中にパイプなどを差し込んで行き、その後でそれら同士をボルト類で締結し 骨組みを作る方法です。

作業中に雨が降ってくると、大急ぎでビニールシートをかけなくてはなりません。



ウルトラライトプレーンの主翼の組立終盤
主翼の組立て終盤の様子です。
取付けの位置関係が狂わないように、ルートチューブに取付けた状態で作業します。 骨組み締結ボルト、ブラケット類、リブ挿入穴などの部分は、はんだごてを使ってセールに穴をあけます。
キットに入っていたリブの、長さと曲がり形状は大きく狂っていました。そうだと判断できるまで、 何日も悩み続け、結局、自分で修正しました。



ウルトラライトプレーンのトライク部の組立
トライク部を組み立てているところです。 クロモリのパイプに塗ってある塗装が厚すぎて入れるべきところに入らず、はがすのに苦労しました。

強引にたわませて、プラハンマーで叩きながらはめ込むところもあります。



ウルトラライトプレーンのトライク部の組立 中盤
トライク部がだいぶ形になってきました。
マニアルの、ノーズの部分の加工と組立ての説明がまずくて、苦労しました。

奥は物置で、部品加工をするところです。道具類もここに置いてあります。



ウルトラライトプレーンの全体仮組
主翼をトライク部に仮に組んでみているところです。この作業のために主翼を置く馬を 4 つ作りました。

この仮組で、主翼を張るワイヤーの何本かに、大きなたるみがあることが判明しました。 大問題ですが、対策はおいおい考えるとして、とりあえず、できるところを進める事にしました。



ウルトラライトプレーンのエンジン搭載
三脚とチェーンブロックでエンジンを吊り上げ、トライクに載せる作業をしています。

エンジンは、前に持っていた機体の R532 を流用する予定で一度載せたのですが、ちょっと問題が出たので降ろし、 新しく購入した R582 を取付けているのがこの写真です。ただしギヤボックスとラジエターは流用です。



ウルトラライトプレーンの計器ボックス製作
キットのオリジナル設計では、まともな計器はないので、しかるべき計器を取付けるために、 計器ボックスを独自に設計製作しました。アルミ製です。



ウルトラライトプレーンの計器ボックス支柱製作

上の計器ボックスを取付けるための、支柱部分を製作中の写真です。これも独自設計です。
アルミパイプにアルミ製のガセットを当て、リベットを打つ構造です。



ウルトラライトプレーンのトライク部完成
計器ボックスを取付け、舵面コントロールやエンジン制御のワイヤーの取り付けと調整、燃料系配管、冷却系配管、マグネットやセンサーの配線、ブレーキ系統など、細かい儀装も終了し、トライク部が完成しました。



ウルトラライトプレーンの計器ボックス完成
計器ボックスです。上の左から右へ、マグネットスイッチ、ボールゲ−ジ、タコメーター、水温系。下の左から右へ、速度計、高度計、バーチカルです。ボックスの左側についているのは、これも自作のピトー管です。ボックスの側面に静圧取り込み用の穴をあました。



ウルトラライトプレーンの全体組立て
各部がすべて完成し、全体組み立てをやってみたところです。 ご覧のとおり、敷地をいっぱいに使って、なんとか組みました。

左翼端と尾翼のあたりには、大切にされていた植木があったんですが、 切り倒してスペースを作り出しています。



ウルトラライトプレーンの全体組立てNo2
上と同じ時、横から撮った写真です。



組立て作業を露天で行ったのは、思っていた以上に大変でした。

その日の作業が終ったら、ロープで物を固定し、シートを被せて縛るのですが、その手間はかなりの物です。 シートがあっても雨水は床面を流れて行きますから、下には何も置けません。 台風でも来れば、相当の緊張を強いられます。

もし、皆様が組立てする事があれば、仮小屋でもテントでも良いので、雨風をしのげる場所でされるよう、お勧めします。全体組立は無理なら、部分組立てだけでも中でできると、だいぶ違うと思います。