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ウルトラライトプレーン製作記


ウルトラライトプレーンの飛行テスト



ウルトラライトプレーンの飛行テスト


ウルトラライトプレーンの飛行テスト No2


出来上がったウルトラライトプレーンを飛行場に持ち込み、初めてエンジンを回してみたところ、オーバーヒートの問題が出てしまいました。この対応には月日を要しましたが、なんとか解決できました。

次に、高度 2 メートル程のジャンプテストを何度も何度もやりました。浮いているわずかな時間を使い、安定性や操縦性を可能な限りチェックして行きました。また、機体各部に変形や破壊が起きていないことを、入念にチェックしました。その結果、どうやら飛び上がっても大丈夫そうだと、思うにいたりました。

そしてついに意を決し、大空へ向かって飛び立ちました。力強いエンジン音と共にぐんぐん上昇し、さーっと地上視界が開けて来ました。飛んでる! 命がけの初飛行という緊張感の中に、一瞬 「歓喜」 と言ってよい気持ちがよぎりました。しかし、それに浸っている分けには行きません。意識をテストに集中し直しました。手ごろな高度に達した所で、暖旋回に続き、直進安定、失速テスト、アイドリング滑空、高速領域、バンクをつけた旋回などをやりました。そうして、操縦の感じにも慣れてきたので降下に入りました。1 回ローパスしてから、無事に着陸しました。駐機位置に着いた時、思わずガッツポーズが出てしまいました。

その記念すべき初飛行の写真は無いのですが、その後おおむね順調に飛行テストを重ね、本当に完成したと感じたころの写真が上の画像です。なお、機体の登録番号は、画像処理でぼかしてますが、ご了承ください。


事前に想像していたのとは違って、自分でウルトラライトプレーンを作るのは、そんなに容易な事ではありませんでした。 ですので、ウルトラライトプレーンの製作を、気安く他人に勧めるつもりはありません。
それでも、ウルトラライトプレーンの入手や修理が難しくなって来た現状を踏まえ、あえて、自分で作る道を考える人も出て来ると思います。 ひとつの実例を記したこのレポートが、そういう時の参考になれば幸いです。

※ 写真集なども、この後につけましたので、よろしければ見てって下さいませ(笑)